自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか
あなたは“常識人間”を捨てられるか
著者が亡くなる3年前に書き残した。
今を生きる人々を叱咤激励している。
自分の人生を振り返って、この世に生まれ出た瞬間から
小学校時代、パリ留学時代、今日に至るまでを
「決められた枠にはまらずに、自分の思いを爆発させ続けてきた連続だ」と言う。
著者の主張は明快だ。
「集団に馴染むために個性を殺すな。
1人ひとりが本気で考え、
自分の思いを爆発させなければ、
世界はつまらなくなる」
何かを生み出すためには、自分を追い込むことが必要だ、
という言葉は芸術家として生き抜いた著者の叫びだ。
数々の前衛的な芸術作品に込められた
熱く厳しいメッセージが伝わってきて、勇気づけられる。